根尖病巣ができたとしても根管治療をすれば何とかなる。
歯髄の保存 U

日付、時間:Thu Feb 25 20:45:39 Japan 1999    アクセスポイント:hmji0314.ppp.infoweb.ne.jp
氏名: 笹野    所在県: 兵庫   職 業: 学生   年 齢: 24歳     
   性別: male  

質問:
こんにちは。私、今、右上の前歯とその隣の歯(前から2番目。これが原因歯だと おもわれます)の間の歯茎がしみるため、いままで4回、神経を押さえる薬を塗ってもらっています。 前よりはかなり増しに放っているものの、冷たい水や、熱いお湯をのむと、やはりしみます。 あと何度かおなじ処置をすればなおるのでしょうか。
この部分、ブラッシングをやりすぎていたために、歯茎が摩耗しているのでもうこれが限界なのかも しれず、いっそのこと神経をとってしまおうかとおもうのですが、みだりに抜くのもなんなので、 ほかによい方法があれば教えていただきたく、メールをおくらせていただきます。 fwje0637@mb.infoweb.ne.jp

メールアドレス: fwje0637@mb.infoweb.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  知覚過敏は大きく分けて2種類、虫歯が原因の場合と歯槽膿漏が原因のものとあります。 年齢的には虫歯が原因だとは思いますが、一応念のために該当する歯の周囲の歯石を チェックすることが必要です。もし、そこに歯石などがあれば除去することで快方に向かう 可能性があるからです。
 歯石や歯肉の炎症がなければ原因は虫歯の進行に伴う歯髄炎でしょう。熱いものが 滲みるとなれば一般的には歯髄壊疽に近い状態ですので回復不可能な場合が多く、 即座に抜髄するのが良策とは思います。しかし、患者さんの同意が得られるならば、 また、患者さんが希望するならば、歯髄鎮静剤や3 MIX(スリーミックス) のような薬を塗布したり消炎鎮痛剤を内服して最大限歯髄保存を試みるのも一つの選択肢 です。その場合、「歯髄の保存に失敗して根尖病巣ができたとしても根管治療をすれば何とか なる」というくらいの開きなおった考えも必要です。
 神経を取ってしまうと、歯牙変色や破折などの問題が将来生じますので、取らずにすめばそれに 越したことは有りません。状況が悲観的なだけに可能性を極限まで追求するのであれば治療 回数は何とも申し上げられません。通常は3〜4回、或いは1ヵ月程度の観察期間をおいて 判断します。

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