残された治療選択肢が多いほどトータルでは“長持ち”につながると思われます。
抜髄後の選択

日付、時間:Fri Mar 10 23:50:53 Japan 2000    氏名: AM   
所在都道府県:愛媛   職 業:会社員   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
前歯のことで今悩んでいます。7年前に右の中切歯が虫歯(前歯の先が欠けて しまい)になり、神経を抜き、治療したのですが、最近、その歯の歯茎が炎症を起こしてしまい、 歯医者さんで治療を受けました。
 前歯の裏側に穴を空けて、膿を出してもらい、一応痛みは取れたのですが、先生に、「次回、 治療の時に、歯の裏側(今回穴を空けた場所)を埋めるか、さし歯にするか決めて来て下さい。」 と言われました。ここで、悩んでいます。出来るだけ、歯を長持ちさせたいのですが。。。すでに、 神経を抜いている歯ですし、これから色も変わってくるし。埋めるのがいいのか、さし歯にするの がいいのか。さし歯にして普通のケアでいいのか。。。勉強不足なのですが、決断をせまられて います。
どちらの方が将来、歯の為にいいのでしょうか?アドバイスをよろしくお願いします。 

回答  欠損した大きさにもよりますが、詰めて治すことが可能な大きさということであれば、まずは そちらを選択すべきだと思います。

 レジンを詰めただけの歯は、何れ(5年〜10年)変色もしますし、破折やレジン脱落の可能性 があります。そうなってからでも被せて治すことも可能ですし、その前に根管治療に再度問題 が生じた場合の対応も簡単に済みます。変色を気にしなければ20年以上保つ場合もあります し、1年以内に問題が生じることもあります。
 今回限りの“長持ち”を考えるならば破折や変色の少ないメタルボンドや保険の硬質レジン 前装冠という選択になりますが、いずれの治療を選ばれても何年か先には徐々に歯が破壊 されていきます。その時、後に残された治療選択肢が多いほどトータルでは“長持ち”につな がると思われます。

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