元々日本人は、アゴの大きさの割に歯が大きいために歯が綺麗に並びきらないことが多い。
叢生(そうせい)

日付、時間:Sat Dec 19 18:24:35 Japan 1998    アクセスポイント:proxy1.nihonkai.co.jp
氏名: 松崎紀子    所在都道府県: 石川   職 業: 会社員   年 齢: 25歳     
   性別: female  

質問:
私の上の歯は知らないうちに奇数本となっていました。足りないと言われたのは 高校生のときの健康診断で。それでもきれいにすきまもなく並んでいて生活にも支障がなかったので、 そのままにしておいたのですが、大学に入って4本とも親知らずが生え始めると、下の歯の1本 (もっともとがったやつ)が歯の列より少し前にでてきました。それでもそんなに歯並びは悪くなかった のでそのままにしてきたのですが、親知らずがどんどんでてきて下の歯の並びがどんどん悪くなって きました。上の歯が1本足りなくてきれいに並んでる分、下の歯は親知らずにもおされ、前後に 段違いになってきました。歯を磨くとき気を付けてるつもりなのにやはり重なってる部分が黄色く なってきました。 治療するとしたらどんな治療になるのでしょうか?初診でもお金取られるので しょうか?歯医者はいいところを選ばないと・・・とききますので、なかなか怖くていけません。  

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歯列不正
叢生(そうせい)
回答  元々日本人は、アゴの大きさの割に歯が大きいために歯が綺麗に並びきらないことが多く、 欧米人に比べて歯並びが悪い傾向があります。その典型が八重歯です。 上顎は、先天欠如か完全埋伏のおかげ? で歯列に納まったようですが、下顎は納まり きらなかったようですね。
 歯は元来、経年的に前歯に向かって移動する傾向があります(近心移動・近心傾斜)。 歯列に納まっている場合は、いくら後ろの歯から押されても歯列形態が変化することはありません。 ところが、歯列から少しはみ出した歯があると、後ろからの圧力によってますますはみ出してしまい ます。親知らずが水平に傾斜している場合などはなおさらです。

 著しい叢生(そうせい)の場合には、歯磨きが不充分となり虫歯や歯槽膿漏の進行を助長して しまいます。ご質問のケースは犬歯の叢生(八重歯状態)のようですね。直接口腔内とレントゲン を見ないと正確なことは申し上げられませんが、状況によっては親知らずを抜いて今以上の進行を くいとめることも考えられます。叢生があまりにも著しい場合には、後ろの歯(第一小臼歯)を抜いて 歯列矯正により咬合の改善を図ることも考えられますし、犬歯を抜いて歯列の回復を図ることも 考えられます(犬歯を抜くのはあまり支持の得られる方法ではありません)。
 いきなり矯正科に相談されると、保険が効かないので比較的高い診断料(5万円程度?)を請求され る可能性もありますので、まずは一般の開業医で相談されることをお勧めします。 その際、「歯並びが悪いので、虫歯や歯槽膿漏になってないか心配です。」と言って相談され ると保険の適応になるはずですので費用はさほどかからない(数千円)と思います。

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