根が少し短いというのも根管治療の不備を疑う1つの理由です。
根が少し短い

日付、時間:2003年5月28日 9:52 氏名: かえで   
所在都道府県:  東京  職 業:  その他  年 齢: 32歳      性別: female 

根が少し短い 質問:
 左下第2大臼歯(神経は既に取っています)が、1ヶ月ほど前に熱いものに反応をはじめ、 (現在はほとんど反応しません)その後、何もしない時に時々シクシクしたり、また、歯磨 きの後(すぐではなく、しばらくしてから)ツーーンとしみるような感覚、入浴後、やはり 歯が少しジンジンするような気がしたので、歯医者さんに行った所、根の治療の不備(根が 少し短い)と言われ根の治療をやり直そうと言われました。
 レントゲンで何か炎症や膿が見られるのですか?と質問すると、ここが膿んでいる可能 性がある。という少し曖昧な返事しか戻ってきませんでした。特に歯や歯茎に腫れはあり ませんし、前述したような症状も激しいものではなく、また、1日何の症状もない日もあ ります。インターネットなどで、根の治療の難しさ痛み等を読むと、治療に少し躊躇して しまっています。
レントゲンでハッキリとした症状が見られない場合でも根が短いということで、根の治療 をやり治すことはあるのでしょうか?
左下の第2大臼歯は、少し被せ物がずれているような感じなのですが、それが原因で、こ のような症状は起こりますでしょうか?
また、もしも今の病院で根の治療が上手くいかなかった後に、先生の所に伺って治療を受 けるというのでも、遅くないでしょうか?

また、左下第3大臼歯(横向きに生えていて歯茎の下にあります)も抜歯したほうがいいと 言われました。この親知らずは特に痛む事も今まではありませんでしたし、できれば抜きた くありません。親知らずを抜くのと抜かないのでは、根の治療の経過に何か影響があるので しょうか?
教えてください。お願いいたします。

回答  お伺いした状況から左下第2大臼歯に何らかの炎症が存在が疑われます。炎症の原因には、 根尖病巣・歯石・歯根の亀裂・虫歯に溜まった汚れ・親知らずなどが考えられます。根が短 いという理由だけでは根管治療の対象にはなりませんが、その中でも神経をとった歯であれ ば根管治療の不備が最も有力です。レントゲン的に問題がないように見えても不備はありま すが、重要なことは、全く異常がないのか、それともわずかでも疑うべき病巣があるのかと いうことです。根が少し短いというのも根管治療の不備を疑う1つの理由です。
 「根管治療をして欲しい」と頼んでも、レントゲン的に異常が無いと断られるケースが 多い中、有難いことと喜ぶべきことですが、その前に歯石除去や親知らずの抜歯をして経過 をみてからの方が良いでしょう。ちなみに“横向きに生えていて歯茎の下にあります”と いう親知らず、歯茎ではなく骨の中に埋まっているのであれば抜く必要はありませんが、 歯茎の中にあっても露出したも同然という状況であれば手前の歯を巻き添えにするだけで すので早めに抜いておく必要があります。