ポスト除去の可能性も模索する必要がありますね。
外科的処置とは?

日付、時間:2003年5月13日 12:20 氏名:  s.t.  
所在都道府県:  東京  職 業:  その他  年 齢: 32歳      性別: male 

外科的処置とは? 質問:
 はじめまして。10年程前に前歯上21|12を差し歯にしました(当時8万円)。 右1番が去年10月位からぐらぐらしてきましたがなかなか歯医者に行けず今年1月にな り抜けてしまったら困ると思い歯医者に行ったところ「中がぼろぼろなんで抜歯して A1|@Aとブリッジにします」と言われ1月末に抜歯しました。
 仮歯のときに左1番の歯茎に白くぷっきりしたものができてしまい、思い切って根管治療を 申し出たところ(この頃ちょうど先生のホームページに出会ったので)「芯棒がかなり太いた め元に戻るかわからないのでブリッジを付けたあと歯茎を切開して外科的処置を行います」と 言われました。結局仮歯からブリッジを付けてしまいました。外科的処置とは?と聞いたとこ ろ処置自体は30分位で終わり個人差ですが痛みもそれほどなく腫れのほうがでるとのことでし た、ちなみに費用は1万円位。
 しかしこの外科的処置とは先生があまり薦めていない歯根端切除術ではないかと不安で不安 でたまりません。どうしたらいいのでしょう?先生自体はこちらの質問に対してもしっかりと 答えてくれるので信頼していますが、次回その処置の予約をいれてしまいました。忙しいとは 思いますが何かアドバイスをお願いします。

感想:
 抜歯する前にこのホームページに出会いたかったとおもいます。それからいままで自分が いかに歯医者さままかせで無知だったのかよくわかりました。

回答  間違いなく歯根端切除術でしょうね。治癒 率はおそらく10%程度、私が最も嫌う手術方法です。ポスト除去に際して多少のリスク がある程度なら絶対手術を避けて根管治療を行なうべきです。

 仮に、絶対ポスト除去が不可能であるとするならば歯根端切除術もやむを得ない選択ですが、 その際には、マイクロスコープを使って余程精度の高い手術をしてくれる大学病院を探して 手術すべきです。一旦手術の予約を取り消して、インターネットや電話で探しまわって見価値 はありそうです。その前に、ポスト除去の可能性も模索する必要がありますね。


返信:2003年5月20日 22:00
 先日、「外科的処置とは?」で質問しましたs.t.です。
早速お返事を頂きありがとうございました。あのあといったん手術の予約はキャンセルしたも ののどうやっって新しい病院を探していいのか?またどの位このままにしていてもいいのか? (担当の先生は以前「影も小さいので今はそのままで様子を見ましょう」と言っていました) 前に進めずにいます。
 また他の人の質問の中でブリッジは一度はずしてしまうと使い物にならない、というのを読 みせっかく入れたばかりでまた作り治すとなると確かに歯は一生のものと十分わかっています が、経済的にも厳しいというのが本音です。今のところ歯茎のぷっくりしとものは特に変化は ないです(大きさ)。 先生のところでは歯根端切除術は行っているのですか?

回答:
 根管治療後の根尖部掻爬(術式は歯根端切除とほぼ同じ)は 行いますが、歯根端切除術は絶対行いません。「死に急ぐことはない!」それよりは 「影も小さいので今はそのままで様子を見ましょう」の方が大賛成。
 病巣が少々大きくなってからでもポストの除去と根管治療が上手くできれば治ります。 ブリッジのことも考えれば行けるところまでそのまま行った方が良さそうです。