消去法的な治療経過観察を優先してください。
あごの痛みと雑音

日付、時間:2002年12月24日 22:05  氏名:  ちえ   
所在都道府県: 東京   職 業: その他   年 齢: 23歳      性別: female  

あごの痛みと雑音 質問:
  先生のHP大変興味をもって読ませていただきました。
以前から親知らずに悩まされ、3本抜歯しました。残りは、右上のみとなりました。以前 お世話になった歯科医院では痛みを伴わないのであれば大丈夫とのことでした。ほとんど 生えてきている状況で特に痛みもなく安心していましたが、ここ2週間ほどその影響か右下 の8番あたり(抜歯したので歯はありません)の歯茎がはれています。これは、上の親知ら ずとかみ合わせの影響でしょうか。
 そのころから、右あごが開口時に「カクカク」音がなります。また、左側のあごは開口時 に痛みをともないます。やはり、顎関節症でしょうか?
 噛みあわせを調整するのは、とても難しいので安易にどこの歯科医院にいけなくて悩んで います。先生の病院に一度お世話になりたいと思っていますが、土日は休診と知りとても残 念です。


回答
 上の親知らずが関係しているとすれば、直接下の歯茎と接触するために歯肉が傷ついて炎症 を起こした可能性が疑われます。噛みあわせを調整するという次元ではなさそうです。あごの 痛みとも直接は関係ないとは思いますが、いずれ抜歯すべき歯ですので早めに抜歯するべきだ と思います。

 顎関節の雑音や痛みは、それととは別に軽い形態異常があるために生じたものと思われます。 鎮痛剤を飲むなどして一時的に炎症を抑えてやるとそのまま治まってしまう可能性もあります。 早急な咬合調整や顎関節症の治療を避けて、まずは親知らずの抜歯、それから消炎処置と安静。 という手順であまりあせらずに経過を見る必要があります。それとレントゲンで顎関節の形態 異常の有無を確認しておくべきでしょう。