虫歯の進行による歯髄炎だった場合は何をしても無駄。
半年前の治療

日付、時間:2002年10月29日 18:42     氏名:   N   
所在都道府県: 長野   職 業: 主婦   年 齢: 25歳      性別: female  

質問:
 左1番についてお聞きしたいのですが、半年前に裏側を治療してレジンで詰めました。最近根元が 冷たい風にしみるような感じがあったので、歯医者さんにみてもらいました。
歯医者さんに行ってみると、叩いたり風を当ててもなんともなかったので、気のせいかと思っていた のに、「前に詰めたあとがあるからその下が虫歯なんだろう。」と言われ、次回治療することになりま した。見た目は白く問題なさそうで、レントゲンでもはっきり虫歯と分からないのに、ほんとに虫歯な んでしょうか?
このホームページでいろいろな症状をみて、ひょっとしたら半年前の治療から歯髄炎になったのかもと 心配していたのに、虫歯と言われびっくりしています。半年で虫歯はできるんですか?

 この歯医者さんは8月から通っていますが、全部のインレーをはずして治療しています。前の歯医 者さんは茶渋だといっていた部分も、「これは虫歯」と言われてすべて削られてます。最初は痛くな ってからでは遅いんだ!と思って通っていましたが、あまりに積極的な治療に、ちょっと不安になって きました。今回削られちゃいそうな左1番については、一応半年前に治療したことを言ったほうがいい ですよね?
茶色くなってるならまだしも、真っ白なのに虫歯と言われても信じられません。再度治療したことがき っかけで炎症起こして抜髄・・・を一番恐れています。通うきっかけとなった奥歯1本と親不知以外ど こもなんの症状もないのに、3ヶ月も通ってますが、この歯医者さんに不信感をもつのはおかしいでし ょうか?

回答
 99.99%の歯科医は虫歯の全くない歯を治療することはありませんので、全般的な治療については 正しい方向だと思います。また、治療終了後も(できれば)毎月の歯石除去を継続して、その程度の 虫歯を発見した時点で治療を繰り返すことで抜髄を永遠に先送りできるはずですのでお勧めできる治療 方針ではないかと思います。

 問題は、半年前に治療して滲みる歯だけです。治療後新たに虫歯が進行して歯髄炎になったか、先の 治療時の刺激で歯髄炎になったかはともかく、はたまた、歯肉炎症からきたかは別にしてして滲みると いうことは歯髄が炎症をおこしていることだけは確かです。  現在必要な処置は、歯石を始めとした汚れを除去して知覚過敏用の薬を歯の表面に塗る、もしくは 消炎鎮痛剤を内服して歯髄の炎症を抑える処置だけです。といいますのがこの状況下で、虫歯の進行に よる歯髄炎だった場合は何をしても無駄であると同時にご心配通り“再度治療したことがきっかけで炎 症起こして抜髄・・・”というパターンが十分想定されるからです。

 半年前に治療したことは言うべきですね。“しみる→レジンの下に虫歯があるはず”という診断だと 思います。過去の治療に不備があったかどうかは定かではありませんが、もしそうだったとしてもその ことが原因で起こった歯髄炎であれば今更何をしても無駄ですので、静観して抜髄の時期を模索すべき です。それよりも歯周疾患が原因であることを願って、そちらに対する処置だけは怠らないようにした 方が改善の見込みが多少なりともあるように思います。


返信:2002年10月30日 12:31
 きのう左1番について質問したものですが、よくよく鏡を見てみたら、半年前に治療した所の反対側 の表面にもっと古い治療跡がありました。こっちのレジンの下に別の虫歯があってしみているとなれば、 やっぱり神経を残す可能性はなくなるでしょうか?
前の歯医者さんに「あなたは神経が人より太いから、歯髄炎を起こしやすいかもしれない」って言われ ました。神経を残したために後で炎症を起こしてしまうより、思い切って抜髄しちゃったほうがいいで しょうか?
もちろん神経をとることは避けたいです。神経がくさってしまってから根管治療するのと、今のうちに 抜髄するのとでは、変色の仕方が違いますか?
真ん中の歯なのでいろいろが心配です。

回答:
 歯医者とすれば、神経がくさってしまってから根管治療した方が言い訳しやすいですね。根管治療の 技術が確かなら同じ確率で治癒します。下手なら下手で同じ確率で失敗するでしょう。従って状況を できるだけ的確に捕らえて延命効果の高い方法を選ぶべきです。

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