古代の人骨には、ムシ歯や歯周疾患が少ないといわれています。
古代エジプトの王

質問 日付、時間:Wed Jul 9 21:39:39 Japan 1997    発信地:東京   氏名: 松田 裕二   職業:高校・教師   年齢:36歳   性別:male  
私が読んだ本に、古代エジプトの王は歯槽膿漏であったと 書いてありました。 パンに砂が入るから云々といったことも書いてあったのですが、そんなことで歯槽膿漏に なるものなのでしょうか? 

回答

歯周疾患の進行
歯槽膿漏は歯を支える歯槽骨を破壊する疾患です。
古代エジプトの王が歯槽膿漏であったのは、一般庶民に比べて罹患率が高いとか進 行程度が強いということでしょうか。 もし、そうだとすれば食生活が大いに影響したものと考えられます。私の想像です が、豊かな食材とよく調理された軟らかい食事だったのではないでしょうか。

繊維質の堅い食材をよく咬んで食べると、汚い話ですが、歯に付いた汚れを落とし 汚れも一緒に食べてしまいます。軟らかい食事だと清掃効果が低いばかりでなく、 食物残渣を口腔内に残す結果になります。従って、王様は歯槽膿漏に罹患し易い環 境にあったと考えられます。 それと、歯周疾患は積み重ねの疾患ですので年齢と伴に進行します。食生活が豊か だった分、王様の寿命が永かったのも一因だったかも知れません。

 お訪ねのパンに入った砂の件ですが、砂そのものが歯槽膿漏に影響したとは考え られません。強いていうならば、アサリの中に砂が混じった時を考えて下さい。す ぐに吐き出すか、飲み込んでしまいますね。良く咬まないで…。その辺に原因があ ったかも。

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