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その答えは「歯木(しぼく)」にありました。歯木とは今の歯ブラシのもとになったもの。国によっ
て、種類はさまざまですが、多くは約20cmほどの棒状で、端が“はけ”のように広がっている形を
とっています。樹液の中には歯ぐきを引き締めるタンニン、むし歯を予防するフッ素が含まれてお
り、それを食後に噛んだり、また歯の表面を払って食べかすを取っているため、みな歯がきれい
なのです。
歯木には、紋様のような細工が施されていたり、男女で使う形が違っていたりと、お国柄を感じ
させるユニークなものもあります。文化も言葉も違う世界で、目的や用途がこうまで同じという事
実には本当に驚かされます。このことは歯の大切さはどんな国にも共通するという事実を私たち
に教えてくれるのです。
日本歯科医師会雑誌 第52巻7号 より