妊娠する前に歯の治療は済ませておきなさい!

地球環境

母乳への影響

   「薬を飲んで、母乳や赤ちゃんに影響がないでしょうか」

 私のようにアバウトな人間には考えられない質問ですが、子を持つ母親にとっては重大な質問 の様です。一方で、大変困った質問でもあります。 妊娠中の治療と同様、心配なら治療を止めた方が良いと思います。

 厳密な話、母体にとって何んらの影響を及ぼさなかった薬物やストレスも、 一端濾過されて限りなく薄まった情報も、おそらく極々微量伝わるはずだからです。 勿論、歯が痛くて転げ回ったお母さんの情報も伝わりますし、サンマを食べた情報も同じ様に 伝わるはずです。 それがどの程度赤ちゃんに影響するかを心配しだすと生きて行くのがしんどくないですか?

 そのくせ、食べたい物はたべるは、買い物にも出るは…おまけに直射日光の下で立ち話はするは… 挙げ句の果てには子供を車に残してパチンコはするは…では話の筋がとおりません。 母親の行動は全て子供に伝わります。 歯科治療や薬だけ心配するのは納得がいきません。

 授乳中だから麻酔をしないとか、薬を出さないなんてことは絶対出来ません。患者さんにとって 必要だから,医療上の有効性が考えられる副作用を大きく上回ると判断したから使うのであって、 使う必要がなければ最初から他の人も同様に使いません。幸いなことに、赤ちゃんに何らかの 影響があったと言う報告は1例もありませんので安心して下さい。

 それでも心配な人は、何もこの時期に歯科治療をしなくても本当に都合の良い時を選んで 治療することをお勧めします。

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